ウサギと一口に言っても、種ごとに生態はさまざまです。

ここでは、対照的な野生のウサギを2種、簡単にご紹介します。

ジャックウサギとは

アメリカ中西部の荒れ地や砂漠地帯に棲む、大型のウサギです。時速50kmものスピードで、しかもジグザグに走り回るという派手な種で、草の葉からサボテン、ハーブなどを好んで食べます。

うさぎ 移動距離

お気に入りのエサ場まで……結構遠い

活動的なジャックウサギですが、そこはやはりウサギ。天敵も多く、もしまわりに十分な食料があれば、「フォーム」と呼ばれるねぐらの周りでだけ食料を探します。

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しかし、季節や地域によってはフォームの周りだけでは足りない場合もあり、数ヵ所お気に入りのエサ場を見つけて巡回する様子がよく見られます。1日に1kmから3km程度、決まったルートでエサ場を回っているようですが、最長では一回り16kmものルートを移動する例が観察されています。

アナウサギとは

アナウサギは南西ヨーロッパと北西アフリカ原産の中型種です。ウォレンと呼ばれる巣穴を地下に作り、主に草原の草を食べて暮らしています。

うさぎ 移動距離 アナウサギ

地中を移動し、広範囲でエサ場を確保

ジャックウサギと違い、アナウサギは巣穴のそばからめったに離れることはありません。

常に周りを警戒しており、エサを摂るのは出口から数メートルほどの範囲内。危険を感じたらすぐに穴に逃げ込みます。

十分に速く走れるとはいえ、ジャックラビットのようにトリッキーな動きで速度は自動車並み、というわけにはいかない模様です。

そんなことではすぐに草を食べ尽くしてしまう気もしますが、彼らの棲み処、ウォレンがちゃんとエサ場を確保してくれます。ウォレンは長く複雑な迷路になっており、地上への出口がいくつもあります。

ある出口で草が少なくなってきたら、地下トンネルを通って移動し、次は別の出口の周りで食事をとるのですね。
地下でどれほど動き回っているのかはわかっていないようですが、意外に大食いですから、かなりの距離を移動しているのかもしれません。

まとめ

地上を日に16kmも走るジャックラビットと、慎重派ながら戦略あるアナウサギ。もちろんおなじみのカイウサギは大変可愛らしいですが、野生のウサギにも、愛嬌や興味深さが感じられるのではないでしょうか。

参考:
Rabbits Management Guidelines–UC IPM, “http://ipm.ucanr.edu/PMG/PESTNOTES/pn7447.html”

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