高級魚として名高いカンパチ。
めったに目にすることのない魚です。
そんなカンパチの生態について迫っていきたいと思います。
スポットを当てるのは、「移動距離」についてです。
いったいどれくらい移動するの?
カンパチは、ブリやヒラマサとともに「ブリ三兄弟」として知られています。
その中でも漁獲量が最も少なく、最高級の食材と言われています。
カンパチはブリの仲間では最大の大きさを誇ります。
体長は2m近くになるものも確認されています。
体重は、なんと100㎏を超えます!
まさに水中界の相撲取りですね。
体の形は、シマアジに似ています。
体色のベースは銀色で、上下の縁に黄色や青色の横線が入っています。
そんなカンパチが分布するのは、地中海やメキシコ湾を含む全世界の熱帯・温帯海域。
成長に適した温度は20度~30度と、比較的高めを好みます。
13度以下の水温だと、死んでしまうそうです。
そのため日本近海では、東北地方以南で広く見られます。
日本近海に住むカンパチは、季節的な回遊を行います。
春から夏にかけて日本列島を北上し、初冬から春にかけて南下します。
カンパチは沿岸域の水深20m~70mに多く見られます。
稚魚の頃は動物性プランクトンを食べて育ちます。
成長すると魚を食べる傾向が強くなり、イワシ類、アジ類等の小魚を捕食します。
その他に甲殻類など。
気になるのはその移動距離ですが…。
公的な研究機関のホームページなどにあたりましたが不明でした。
残念ながら、具体的な数値なども分かりませんでした。
まとめ
具体的な数は分かりませんが、おそらく相当な距離を泳いでいるものと思われます。
これだけの巨体で遠距離を泳いでも、なお何かメリットがあるのでしょう。
水温が低いことが苦手なのも、その理由の1つかもしれません。