図鑑では見たことあるけれど、実物を見た人は少ないのではないでしょうか?

遠い昔に、何度か見たことはあります。

あまり知られていないマイナーな昆虫、カミキリムシの生態を追っていきたいと思います。

特にその行動範囲に注目して見ていきます。

カミキリムシ 移動距離 行動範囲

移動距離は?

今回取り上げるのは、「マツノマダラカミキリ」です。

カミキリムシの一種でマツクイムシの通称で知られています。

北は青森県から南は沖縄まで、広く分布しています。

マツノマダラカミキリが暮らすのは、松林の中。

成虫の体長は18mm~28mm。

松枯れをもたらすマツノザイセンチュウを媒介します。

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マツノザイセンチュウは数千匹から数万匹の規模でマツノマダラカミキリに乗り移ります。

マツノマダラカミキリは、健康なマツの若枝や樹皮をかじって食べます。

このときに、宿主からマツノザイセンチュウが松の木の中へ移動。

このようにして、忍び込んだマツノザイセンチュウが松の木を食い荒らしていくのです。

わずか数週間で松が枯れてしまうと言われています。

枯れた松の木は、赤く焼けたようになってしまいます。

マツノマダラカミキリは、8月末頃まで活動を続けます。

その間にマツノザイセンチュウも拡大していきます。

その移動距離はたいてい数百mの範囲ですが、まれに1㎞~2㎞移動することも!

体長の約500倍~約670倍の距離を動いていることになります。

小さな体でよく動き回りますね。

まとめ

松からしたら厄介な昆虫ですね。

見方を変えれば、松だけを食べることに特化したことで生き延びてきたとも言えます。

これだけの移動距離があれば、被害が拡大していくわけですね。

私が暮らす街でも毎年のように松の木へ薬の散布が行われています。

なぜ毎年のように行われているのかがやっと理解できました。

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