ホッキョクグマと言えば、別名シロクマ。
毛がふさふさしていて体の大きく、ゆったりとしたイメージが強いです。
今回取り上げるのは、シロクマの生態についてです。
特に移動距離についてスポットを当てたいと思います。
どれくらい移動するの?
ホッキョクグマが分布するのは、北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部。
生活している場所は、流氷水域などの寒冷なところ。
冬季には流氷の南下に伴い南へ、夏季には北へ移動します。
流氷の間を数時間にわたって泳いだりすることができます。
そのスピードどれくらいだと思いますか?
時速10㎞で泳ぎます。あの巨体から想像できるでしょうか。
驚いたことに、時速6.5kmの速度で約65kmの距離を泳げます!
1日あたり70kmを移動することもあります。
年間を通して1,120kmの距離を移動した例も!
体長は、オス200㎝~250㎝、メス180㎝~200㎝。
体重は、オス400㎏~600㎏、メス200㎏~350㎏。
この巨体を維持していくために、オスは特に食べなければ生きていけません。
オス1頭あたり、週にアザラシ1頭分の食べ物が必要です。
そのためホッキョクグマはクマの中でも、特に肉食性が強いです。
主食はアザラシのほか、魚類、鳥類やその卵、シロイルカなどの哺乳類、クジラ等の動物の死骸。
氷の溶ける季節にはコンブなども食べます。
まとめ
どちらかと言うと、緩慢な動きのイメージが強かったですが一変しました。
ホッキョクグマはとても高い身体能力を持っていますね。
しかし、それを維持するためには食べなければならい。
食べ物を得るためには移動しなければならない。
生きるために移動し、命をつないでいく、自然の偉大さに触れた気がします。
とても過酷な環境の中で、必死に生きている動物もいるんですね。